人間って、ちょっとしたことですぐ不安におそわれてしまう。受験生なんて特にそう。模試の成績が悪かったり、みんなが解ける問題を解けなかったり、受験に失敗した先輩のうわさを耳にしたりすると、すぐ弱気になっちゃうよね。それは、受験が終わっても同じこと。恋愛するにも、就職するにも、会社内で自分を認めてもらうにも、家族を支えていくにも、子供の将来を考えても、老後の生活を考えても、日本の将来を考えても･･･ 不安の種はつきない。

　でも、自分が強くなったら、自分を信じて生きてゆけるようになったら、たとえ不安は消えなくても、不安と正面から向き合って生きてゆける。周りの雑音に振り回されることなく、自分に胸を張って生きてゆける。もしかしたら、不安を自分のエネルギーに変えて生きてゆける。またもしかしたら、不安は心がつくりだす幻想だと気づくかもしれない。

　さあ、踏み出そう！ 自分づくりの冒険に。

自信は待っていてもつかめない。名のある学校や会社に入っても、いくら大金を手にしても、心は強くなれないんだ。ゆっくりでいい。自分の歩幅で、自分だけの足跡を残していこう。

　君たちには、無限の可能性が待っている。

学樹舎長　　菊 地　大 朗

(p.s. 最後まで読んでくれてどうもありがとう)